2020-03-16

Soul-Jam! Presents Live vol.22~レビュー#6

6. 大坂麻里子

すでに10回目になろうとするので中堅というよりベテラン格になって来た【大坂麻里子】。上がり症で、MCでは声が震えていた初期からすればずいぶんと落ち着いて来たが、未だ初々しさを残す。毎回3曲に挑戦するが、守備範囲が広く、テイストがかなり違う曲を持ってくる。洋楽2曲にj-pop系1曲がそのパターン。

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6-1. What A Wonderful World

 

Louis Armstrong (通称サッチモ) の名唱で知られる、邦題『この素晴らしき世界』。
参考にしたのはなんと最近ニュースを賑わした【槇原敬之】のバージョン。選曲したのはそのニュース発覚以前であったので、全く偶然である、とはいえ何とも曰く付きである。

 

麻里子が普段話す声は喉開き気味であり、深みがあるアルトボイス。しかし歌うと締まり気味であったが、最近は発声もかなりよくなって来て使えるレンジも広がって来た。ところがなかなか歌に反映されてきてなかったが、ようやく前回辺りからようやくよくなって来た。サッチモともマッキーとも全然違うテイスト、麻里子は真面目過ぎるのが玉にキズ、もう少し遊び心が出て来たらもっといい表現ができそうだ。

 

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6-2. You Know I’m Not Good/Amy Winehouse

 

21世紀に彗星のように現れた60’sテイストたっぷりのカリスマ、【Amy Winehouse】の実話か?と思われるようなLyrics。これを麻里子が歌うギャップが面白い。ただレンジ(音域)がバッチリ合っているのだ。近年女性シンガーの事を【Diva】(ディーヴァ)と呼ぶことがあるが、元々は女優さんのことを指す言葉。シンガーの中には自作自演(シンガーソングライター)もいるが、そうでない場合も多い。人が作った曲をなり切って歌い上げると考えれば役者的とも言える。要は不良の歌は不良でなければ歌えない訳ではない。自分なりの表現で歌い上げて、聴き手を惹きつけられればOKである。

 

この曲で麻里子は残念ながらそのDivaの部分は表現出来て無かったが、このブルージーな曲調は結構合っていると思う。

 

6-3. 宿命/髭ダンディズム

 

何と3曲目は今をときめく髭ダンの曲である。

 

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原曲の豪華なアレンジをピアノトリオでどう表現するか非常に興味深かったが、さすが小畑、全く違和感感じさせないプレイ。髭ダンは男性としては超絶にハイトーンであるが、逆に麻里子あたりにはちょうどいいレンジだったりする。途中歌詞が飛んでしまったのは惜しかったが、まあなかなか良かったのでは?やはり日本語の曲は安心するね。

 

そして初期の頃は緊張でまるで能面のような表情だったのが、写真で見る通り笑顔も出てきて楽しんで歌えてるのがよくわかるだろう。

少々辛口ずいぶんとになってしまったが、随分と成長を感じさせる麻里子であった。

2020-03-16 | Posted in Blog, Live, NewsComments Closed